

| 阪神・淡路大震災にかんがみ、しころ建て(瓦葺きで大規模な小屋根を有する2層構造の木造住宅)と呼ばれる建物の耐震改修。建築の専門家である施主のご長男の方針に基づき、老朽化した水廻りを合わせリフォームに及んだ。 設計するにあたり ◎今の意匠を変えない。 接客ゾーンの開放性のある空間はこのままでとの施主の方針に基づき、居住ゾーンを中心とした耐震改修工法。 ◎居住ゾーンの保護(耐震補強)を第一に 接客ゾーンは、改修補強した居住ゾーンによる剛性と耐力にある程度依存し、大破しても最終的崩壊の防止を図る。 ◎既存・新設部分の一体化 小屋裏床面による水平剛性の確保、新設の耐力壁の既存構造材との一体化が図れる工法と、水平荷重時の浮き 上がりに抵抗する基礎の新設。 |
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