NO.1最初の見学はキャンデラ/サンタミニカ教会。

連続する大きな三角のステンドから中央にあるクロスの架かる傾いた椰子の木に放射状につながる白いトップライト。
ジグザグの木と黄色い光の入り口の扉。それにシェルの屋根をもつ鐘楼のデザインが良かった。

NO.02 キャンデラ/ミラグロサ教会

NO.03 バラガン/カプチーナス修道院

ミラグロサは不思議な形の柱が連続し視覚的に複雑な空間で照明のデザインも柱に似合う。
黄色い格子で有名な修道院は道からは存在が判らない程オトナシイ外観。
言い忘れたがバラガン建築の内部写真は版権の関係で全て駄目。スケッチはOK。
ちなみに黄色=恵みの色。

内部に入ると3つの光が入る。頭上からの高窓格子越しの横長の光。
床から天井までの色ガラス越しの縦長の光。最後に隣室トップライトからの黄色い格子越しの光。
大きな部屋の中央に楔を打ち込んだような鋭角な三角の壁のある空間は、正面祭壇背後の「金」、粗い壁の「黄」、床の松「生地」、床に自立するクロスの「赤」それぞれの色が鮮やかに重なり合う空間だった。

 

NO.04 キャンデラ/サン・ビヤンテ教会

プランは正3角形の胴の部分をギュっと締めたような形状。  シェルのスラブを実測すると40mm(端部)。
鉄筋は?。中央に昇るステンドグラスが美しい。
シンプルなキャンチの階段、通路の屋根を支える細いスチールパイプ、格子など。
アプローチの溶岩による黒い石垣に紫の花が映えていた。


 

NO.05 キャンデラ/セニョール・ソレダ教会

正方形の対角線を頂部にもつシェル屋根スラブの厚さも同じく40mm。自然石乱積みの外壁は美しい。
キャンチ階段は持ち出し1300mm、厚さは15050mm(先端)。薄い。
隣の老人施設の塀にランダムに開けられた開口から色鮮やかな花々がこぼれていた。

 

コヨアカン歴史地区内のレストランでランチにする。ビールは「ボヘミア」。
その後、赤で縁取られた青い外壁の「フリーダ・カーロ美術館」を見学。
噴水のある池周りのテラス天井に骸骨をデザインした石張りに目がとまった。
つづいて「カーロとリベラ夫妻の家」へ。スクウェアーなふたつの棟をブリッジで結んだ建物は、コルビジェの影響を受けた建築家オルゴマンによる設計。
サボテンの塀、スチールとガラスの門が面白い。
ツアーコンダクターの酒井さんから近くの荘園(アシエンダ)を改装したレストランを見学する。提案。
このツアーが好きなのは次から次へ予定外があることだ。
酒井さんの人柄の良さだろう。
ホテルやレストラン、荘園リゾート「アシエンダ」は今メキシコで注目されているらしい。

装園内の芝張りの中の通路は自然石乱形と方形を並べたもの。少し気になった。


 

NO.06 バラガン/ペドレガル公園

残念だが溶岩の一部が地表より表れた開発時の面影がかろうじて残っているだけだが、ここでも石の擁壁と花々の取り合わせは見ることが出来た。見学初日の最後になった。



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